【修理】車いすリフトで傷んでしまったサッシを交換するには3
サッシを交換して、戸袋のあとにはケイカル板を張り近似色でペンキを塗りました。
その後にリフトのガイドレールの調整をします。
そのときにレールとシャッターのミゾが引っかかることがわかり
サッシ屋さんから呼び出しがありましたので急遽現場で打ち合わせになりました。
シャッター取付後
引っかかってしまったガイドレールを一旦取り外したところ
拡大図
雨戸レールはガイドのローラーの半径より小さいですので、ローラーが乗り越えられますが、
シャッターの受けレールはローラーに比べて深さがありますから乗り越えられず、引っかかる訳です。
油圧動作のリフト操作中にシャッター受けレールを押してしまった訳ですので
操作中にうっかりしてシャッターの受けレールを曲げてしまうのではフェイルセーフになりません。
そこで、ローラーの幅だけシャッターの受けレールミゾを切ることにしました。
引き戸の雨戸ですと雨戸の開け閉めで引っかかりますが、シャッターですと上下に開け閉めしますから
開け閉め時に引っかかることはありません。
シャッターレールにガイドレールをあわせてみたところ
車いすリフトの昇降テスト
実際に何度も昇降テストを繰り返し、かつ、シャッターの開け閉めをしてみて、
支障無く動作することを確認しました。
実際に工事をしてみると、予定通りに行かないことが多々あります。
現場の状況に応じて、臨機応変の措置が必要です。
横引きレールの場合はレールの中には段差が付けられませんが、
シャッターですので受けレールの中に薄い鉄板なら差し込めますので、
二点支持でガイドレールを固定しました。
両端固定なら片持ちより四倍以上丈夫です。(単純な構造計算式により)
ガイドレールを固定するのに使った金物とドリルの刃
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