【リフォーム】ビニールハウスの移動では

2013年10月4日

横浜市都筑区の「S2」様邸のビニールハウスの移動の依頼をお受けしました。

簡単に考えていましたが、これが意外と厄介です。

調べてみると、φ22ミリのパイプが土中に400ミリ程度埋まっていて

その先端に小さいアングルが固定されています。

ビニールが独特の固定方法になっていて、一旦はがすと固定が簡単に出来ません。

専門業者ですと慣れているので簡単でしょうけど、在来木造の工務店と手法が違います。

鉄骨屋さんの器具で、引き抜いてから圧入という方法を考えましたが、うまくいかないようです。

結局は人海戦術で既存の足元を掘って、移動先の部分を溝状に掘って

人力でいっぺんにそのまま移動という方法をとりました。

繁忙期ですので人員を集めるのがむずかしい時期です。

いざ、移動の工事をしてみると見えなかった部分が見えて予想外のことに当たります。

大きさは二間 × 三間です。

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  1. 移動前
  2. 内部掘削中
  3. 外部掘削、片付け
  4. 樹木があたるので、枝払い
  5. 移動先の根掛かり
  6. 移動完了

ビニールハウスですので、移動先に精度の高い復元は要求されていないものの

構成しているパイプには弾力がありますから、復元力があります。

それで外に広がろうとする力が意外に強いのです。

いままでは土圧で押さえられていましたから、上から見て矩形でしたが、

土圧が解放されてタイコ状になってしまいますので、押さえるのに苦労しました。

ビニールを押さえる金具も一部欠落していますので補充が必要です。

ビニールハウスの需要がある地域のホームセンターやネット上でも販売しているようですね。

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