むずかしい建築用語28 水道工事持ち出し
建築ではありませんが関連ということで書きます。
一般のかたでも簡単な部分の蛇口を交換されることがあるかと思います。
そのときに注意が必要なのはこの部分です。
築年数がそれほどでもない住宅ではこのようなことはありませんが、
古いお宅ですと水道管の腐食が進んでいる場合があります。
壁の厚さによっては、水栓(蛇口)とエルボの間に長さ調整で
持ち出しという材料を使う場合があります。
漏水防止にねじの回りに新しくはシールテープ、古くは麻を挟んでいます。
そして水栓を左にまわして外すときに、腐食が進んでいると配管が割れ、もしくは
ねじがダメになることがあり、元に戻せない可能性があります。
一番困るのは、持ち出しとエルボの間でどちらかが欠けてしまうことです。
いずれも壁の中に入っていますのである程度壁を壊して取り替えないと蛇口を付けられません。
古い材を扱うときには、急激な力を加えないように、気をつけて取り外さなければいけません。
取り付けるときも、締めすぎないようにします。
まわしすぎたと思ったら、一旦取り外し、シールテープを巻き直します。
そうしないと漏水の可能性があります。
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持ち出し(もちだし:黄色い部分)
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