【現場チェック】汚れが目立つ既存和室天井の張り替え(再掲)
茅ヶ崎市のA様から和室天井の張り替えを依頼されました。
既存の天井が杢目(注3)で突き板ですが、汚れが目立つので張り替えをしたいそうです。
たしかに突き板(注1)は天然物であるので高級ですが、
反面汚れがついたり手あか(大工工事途中の手の油が何年か後に目立つようになります。)
がついたりするので作業する方にしても気を使います。
そのうえ天井板自身の下地の跡が何年かすると見えてきます。
プリントものというと低級なものという印象がありますが、
掃除がしやすかったり汚れが目立たないという点ではお客様にとっては
ラミ天(注2)の方が維持がやりやすいと思います。
(注1、突き板→天然の板をスライスしたもの)
(注2ラミ天→ラミネート天井薄いベニヤ板に杢目をプリントしたもの)
(注3、杢目→木目’もくめ。いたもようのこと)
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杢目の天井ですが、焼けるにしたがって程度が違ってきますので
下地の位置が見えてきています。
汚れが目立つ京壁
のり付けの京壁風クロス貼りにすることもできます
ラミ天に張り替えたところ
天然素材の方が高級がありますが、陽焼けによる劣化と工事の際の手あかとかが
後から現れますので、人工素材のプリントものの方が汚れた場合に
ぞうきんふきなども出来ますので管理の面では楽ではないかと思います。
悪い配線の見本
ついでに天井裏を点検したところこのような配線でした。
体裁に関わらず、結線さえよければ配線でショートなどはおきません。
しかし、築30年くらいだと思いますが、このような配線はいただけません。
手抜きではありませんが、配線をまとめておきたいところです。
天井裏はこれでも仕方ありませんが、もしこれが床下ですと
湿気の関係で漏電の可能性が出てきますので、やりかえた方がいいと思います。
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