ひどく腐食したバルコニー鉄製柱を取り替えるには
横浜市港南区の「K」様邸のバルコニー柱の部分です。鋼製円柱が錆で断面欠損が50%程度あります。
この後施主様が、この円柱周囲を手摺下から笠木上までコンクリートで根巻きされましたので、
上下方向の力には耐えられますが、早晩交換する必要があるでしょう。
具合が悪い事に梁勝ちの納まりになっていますから、柱を一気に交換とは行きません。
下から順番に取り変えなければなりません。鉄製柱は強度があって溶接も出来るので木製に比べ、
細く仕上がりますからスマートですが塗装をマメにしないと結露と水たまりの湿気で錆が回りやすく
なってしまい、このような腐食を招く事になります。
こちらの場合は、円柱でも角柱でも柱の頭と根元にコの字型のプレートを付けて上下にかかる力を
分散して梁にかけるようにすればめり込み対策になりますし、結露水対策の排水穴もつければ
さらに腐食対策になるかと思います。
以前角パイプで作られたバルコニーを鉄骨屋さんが解体した時に、ガスバーナーで溶断するのですが
密閉された角パイプでしたので結露水が吹き出したことがありました。
それだけ密閉された鋼製円柱内部には結露水がたまるかと思いますので錆対策排水は必要です。
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バルコニー柱遠景
バルコニー柱近景
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