【リフォーム】不動尊の屋根の製作2

2013年10月4日

横浜市栄区の「T」様から不動尊屋根の工事をいただきました。

いろいろなご事情もおありですので、当初の仕様にはなりませんでしたが

現況の仕様ともち(将来的な腐朽)を考えて柱、控え柱を桧としました。

現況のものには控え柱がありませんでしたが、大工のアドバイスで採用しました。

地蔵尊、不動尊は辻(交差点)付近にありますから、どうしても車両のホイールベースの

切れ込み、内輪差によって、意図せずぶつかる可能性があります。

そのため既存の屋根には車がぶつかった後がありました。

それを控え柱の位置を運転者にイメージしてもらい、衝突を防ぐ訳です。

また、この控え柱で柱が風で揺すられる移動量を減らして安定させます。

この屋根姿のうち、最も腐りやすいのが柱根元ですので、

腐りにくい木材を使うことが必須です。作業場であらかじめ作成し、現地に取り付けます。

その腐りにくい木材は、密ですので重くなります。

作成した屋根を取り付けるには3人掛かりでないと取り付けることができません。

図面は私が書いたものですので大きさは知っていたのですが

いざ完成したものを見ると自分がイメージしたものより二回り大きいという印象を受けます。

図面と実際に受ける印象は違いますね。

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不動尊屋根1

事務所での打ち合わせの様子

不動尊屋根2

作業場での完成の様子

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