【現場チェック】室内と押し入れの湿気対策では

2013年10月4日

横浜市栄区の「H」様邸で押入内の湿気で困ると、リフォームのご依頼をいただきました。

床下を見ると建築した当時に、床下の搬出土を敷地内に撒いて処分したらしく、

基礎の外側より、基礎内が低くなっています。

そのため雨水がたくさんではありませんが一部流れ込むことがあるので、

建物内が湿気を呼びやすくなってしまったのではないかと考えます。

洋室床が湿気で相当傷んでいましたのでフロアを張り替えました。

当時のいきさつの仔細はわかりかねますが、

現在では樹木がたくさん敷地内にありますので、敷地内の土を搬出するというのは

ちょっと現実的でないのでむずかしいと思います。

──────────床下の防湿では

床下の土の湿気が相当あり、床下調湿炭の敷設も考えましたが

後々のメンテナンスを考えてご相談の上、コンクリート打ちにさせていただきました。

基礎内床レベルを上げたいという考えもありましたので。

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室内の杉板張り

お客様のご希望ですが、工事をするにあたって、問題は出入り枠、窓額縁のチリです。

あまり厚い板材を使いますと、小口が見えてしまい体裁がよくありません。

厚い板材の場合には、二重額縁仕様のケーシングという考え方もありますが、

現在の額縁出入り枠をいじらなければなりませんので、高価になってしまいます。

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壁面収納本棚

「H」様邸では、たくさんの蔵書があり、その収納スペースで困っておられました。

このさい、壁一面を本棚とし家具工事では高価になりますので、

大工工事でランバーコア + 小口テープ + クリア塗装で仕上げました。棚は稼動棚とし、

通称ダボレール(ステンレス棚柱)でいろいろなサイズの本を収納可能です。

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アール仕様の片引き出入口戸

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「H」様お気に入りの暖簾

こちらの、片引き戸の上部をアール仕上げにしたのは「H」様お気に入りの暖簾を

見栄えよく映えるようにするためです。

R部分の仕上げはクロス仕上げとし、下地はベニヤをしならせて作りました。

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エコカラット施行中

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エコカラット完成、フロア張り完成

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壁面収納本棚のクリア塗装 室内完成

「H」様は横浜市栄区の「M」様からご紹介いただきました。

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