むずかしい建築用語26 地鎮祭上棟編
地鎮祭や上棟式の祭事もお客様に取ってはむずかしい建築用語ではないでしょうか。
すこし紹介します。
「建前」(たてまえ)•「棟上」(むねあげ)
図1を参照してください。
「大麻」(おおぬさ)神職が皆様を祓う時に持つ神具。
「警蹕」(けいひつ)神職が「お〜」という神様をお呼びするときの声。
「神饌物」(しんせんもの)神様たちをもてなすお供えの食べ物。
「玉串料」(たまぐしりょう)または「初穂料」(はつほりょう)
神職へお渡しする費用。
「三方」(さんぽう)お供え物の台。
「祝詞奏上」(のりと•そうじょう)
皆様の感謝や願いの気持ちを、神様たちに奉告(ほうこく)する神職の文言。
「刈り初(かりぞめ)•穿初(うがちぞめ)」
鎌(かま)•鍬(くわ)•鋤(すき)を持って、工事初めの儀式。
「忌砂」(いみすな)神事に使う砂。
「鎮物」(しずめもの)おふだのこと。
「玉串奉奠」(たまぐし•ほうてん)榊(さかき)=「玉串」(たまぐし)を神前へそなえること。
「神酒拝戴」(しんしゅはいたい)
ご神前にお供えしたお神酒(おみき)をいただくこと。
屋根の構造図(切り妻屋根)
赤い部分が棟木(むなぎ)緑の部分が母屋(もや)青い部分が垂木(たるき)です。
母屋と棟木は同じ寸法材料ですが、取り付ける位置が違います。
この棟木が取り付いたときを棟上げもしくは上棟と言います。
三方(さんぽう)
初穂料のお供えの仕方
このように、施主様がのし袋に現金を入れて祭事中に三方に供えます。
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