【修理】呼び樋のはずれの修理では
茅ヶ崎の「E」様からお電話があり、樋が外れたのでみてほしいとのこと。
こちらの「E」様宅の工事を当社でさせていただいた訳ではありませんでしたので
「工事をした工務店さんに言わないでよろしいのですか。」とお聞きすると、
お引き渡し後10年程度経っていることと、すぐに来ていただけないと
いうことで、当ブログをみてご連絡くださったそうです。
他の修理会社さんにもお電話されたそうですが、
樋の修理の工事に足場がいるかどうかの連絡がないままになっていたことも
当社に連絡いただくきっかけだったそうです。
高所作業ですのでほんのちょっとの作業でも足場がいることもままあります。
しかし、足場の有無の判断は現場をみればすぐにわかるので
それほど時間がかかることでもありません。何かほかの事情があったのでしょう。
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呼び樋が外れた部分 遠景
たしかに高所作業です。屋根の上の作業では、足場がいるのは確実ですが、こちらでは
二連のはしごで届く範囲ですので、足場は不要でした。
呼び樋が外れた部分 近景
この短い距離の樋(呼び樋)がなぜ外れたかと言いますと、
集水枡(軒樋から)と呼び樋の継ぎ目のみ接着されていて
葺きおろしの部分の軒樋の集水枡への部分が接着されておらず
テコの原理で雨風強いときに揺さぶられてはがれてしまったと思います。
(建築用語が満載でわかりづらいですね。)
外れた呼び樋
これだけの長さですが、片持ち(片方しか固定されていないこと)だと弱いです。
──────────修理では
集水枡の飲み込みとエルボにたっぷりと接着剤をつけて、
念のために緩まないさびないタイラップ(電気屋さんが使う樹脂製のバンド)で
両端とも固定しました。これでしばらくは外れないと思います。
たとえ呼び樋といっても配慮が必要でしたね。
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