格闘技用畳とは
柔道、空手、合気道の道場用に使われるものでけがをしないよう柔軟性を高めています。
断面は下図のように樹脂製畳表、クッション、インシュレーション床、発泡スチロールの
四層構造になっています。(床:とことよみます。)
格闘技の種類によって投げが多い種類にはクッションを厚くしたりとかの調整を行います。
長期間使っていてへたりが多いと困るので復元性の良い材質をクッションとして使います。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【現在の住宅の畳事情】
住宅といっても真壁(柱が見える木造住宅)が少なくなって大壁(柱が見えない作り)が多数です。
畳式の和室がなくなり、和洋折衷の畳があっても壁天井はビニルクロス製というのもあります。
昔から比べて畳はずいぶんと軽くなりました。
以前は一枚が10キロ以上重さがあった思いますが、現在は2-3キロではないでしょうか。
藁床(わらどこ:たたみのしたに藁を敷き固めたものをつかっていた)に
畳表(畳の表面)を縫い合わせていたのですが、藁に虫の卵がついていて
それが一斉に梅雨時にかびのようになってでるというクレームがでだしたので
インシュレーション床(とこ)に変更するようになりました。
畳の世界でも軽量化の要求は多いと思います。
高齢化が進むと重量があると搬入が大変で時間がかかるようになったからもしれません。
乗用車も軽量化で燃費の向上を目指す時代ですから、畳も運搬では軽いほうが
経費の削減になることもそうさせたのかもしれません。
しかしその反面、盆と正月前に畳をはがして二枚をハの字形にして
裏面をたたいてほこりを払うという姿はどこでも見なくなりました。
格闘技用畳断面図
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません