シックハウスを防止するための対策とは

2013年9月25日

近代化とともに私たちの住宅の中の隙間風がなくなりつつあり、

省エネルギー効果を期待して、その求められる機能は高気密・高断熱に進んでいるようです。

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「呼吸する」家の象徴でもあった開放的かつ隙間がある日本古来の伝統的な住宅は

今ではすっかり忘れ去られようとしています。

その「呼吸ができなくなった」家が、現代の人々にあらたな弊害をもたらしているのも事実です。

その代表的なものに、すでに私たちの身近にもなったシックハウス症候群があります。

現代の住宅は高気密化の影響で、建材や家具から発散される化学物質が溜まりがちになります。

室内に溜められた化学物質は、目、鼻、のどの刺激症状や、

皮膚の紅斑・かゆみ、頭痛・めまい・吐き気など居住者に様々な体調不良がを生み出しています。

そこで国では住宅の内装材や換気設備の義務付けといった新しい規制を設けて、

居住者の保護を計っているのが現状です。また、新たに住宅を購入したり借りる際には、

その住宅の化学物質の発散量を一度検査してからでないと契約にあたり

とても心配とも言えます。

住宅の性能表示の検査結果など、対象の住宅の安全性を確かめられる資料がないと

安心して契約もできないのではないでしょうか?

そこで、今回は比較的簡単にできるシックハウス対策の情報を

2つご紹介したいと思います。

ひとつは、自分でホルムアルデヒドの検査をしてしまおうというものです。

これは「バイオチェックF」というドイツ製の家庭用濃度検査紙を使って、

部屋のホルムアルデヒド濃度を計測し、国の指針値と比べるものです。

金額はおよそ4,000円程度で入手できます。(ただしホルムアルデヒドのみ。)

詳くは下のURLをご参照願います。

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もうひとつは、入居後にシックハウスの原因の一部でもある有害物質を分解し、

消臭・抗菌・防カビ等にも優れた効果を発揮する天然ミネラルの液体を部屋に散布するものです。

このような液体は最近では多数あるようです。

ホルムアルデヒドなどは水と二酸化炭素に分解してしまうそうです。

価格は6畳の居室の壁・天井への散布で25,000円位からあるようです。

もっと他にも安く散布してくれる工事店はあるかもしれません。

ここでは「セルフィール」という商品の情報を記載したURLを下記に記します。

住宅性能表示制度が導入され、化学物質に対する情報も多少なりとも得られる機会はありますが

その保証に関してはは未だ誰も請け負わないのが状況のようです。

住宅選びにおいて、購入者側の積極的な情報収集と正確な認識が、

まだまだというより一層必要となっているのかもしれません。

・家庭用ホルムアルデヒド検査紙「バイオチェックF」のURLはこちら↓

http://www.shinohara-k.co.jp/1008.htm

・ 「セルフィール」に関してはこちら↓

http://living-style.dreamblog.jp/17/14/

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作業イメージ図 

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其の他、その他

Posted by 1q3