日々つれづれな話

【修理】MDF材を大工が嫌う原因とは

ある日階段手摺の下地板に使う材料を大工と一緒に建材屋さんに取りに行った時の話です。

ラワン材などはあとから塗装しなければなりませんから手間がかかります。

そこで店に置いてあった150ミリ巾で見付24ミリの塗装済笠木材が有りました。

「あ、これちょうどいいんじゃない。」と大工に打診したところ、

「これ、MDFだな、ビスが効かないからダメだよ。」と却下されてしまいました。

確かに階段は丸棒手摺φ35をずっと廻しますから、手摺金具が強固に固定されている必要があります。

ビスの抜けやすいMDF材だと、ビスがいつか抜けて手摺がガタツク可能性がありますし、

と力のかかる部分ですから、大工としては心配なわけです。

最近では木材チップを接着剤で固めた値段の安い材が、出回っています。

粒子が細かいだけに、湿気に弱い(水を吸いやすい)傾向に有ります。

以前リフォームの現場で一階の和室の畳がしなるから見てほしいと言われたときに伺うと、

六畳二間続きの部屋があって、畳が「しなる」のは二部屋のうちのひとつでした。

同じ施工をしているはずなのになぜ一部屋だけしなるのだろう?と疑問でしたが、

両方の部屋の畳をはがしてみたところ合点が行きました。

畳のしたの下地板に違いがあったのです。

片方はザラ板(杉の単一材)もう一方はベニヤ積層板だったのです。

杉板は劣化せず、ベニヤは床下の湿気で劣化し、しなっていました。

新建材が最初はきれいですが、劣化のスピードは早いと感じます。

私は、そう言う事を見聞きしているものですから、お請けする新築住宅の構造材には

やむを得ない部分を除き、なるべく集成材を使わないようにしています。

また、フロアの「突き上げ(盛り上がり)」現象でも問題になることがあります。

フローリング材の基材(表面材の下の部分)が水を吸いやすい材料ですと、

うっかりして水をこぼしてしまった場合、基材が水を吸い込んでしまったら、どうなるでしょう。

ふくれてしまい、乾燥させても元に戻りません。床を張り替えるしか無くなります。

私は劣化しにくさ、および水の吸いにくさでは、

木材単一材 > OSB材 > パーティクルボード(パーチクルボード)>MDF材 だと思っています。

フロア材の基材にパーティクルボードを使うフローリングはお勧めしません。

というより上記の理由からやめたほうが賢明かと思います。

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木造住宅のためのメンテナンスと修理のためのヒントを書いています。少しでも参考になれば幸いです。

最終更新日 2013年10月5日土曜日 10:56:16

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