音響

防音工事の話

防衛庁関連の防音工事をすることがあります。

しかしこの通称防音工事として言われるものは防音としては効果が低いものだと思います。

主な工事内容としては防衛庁の仕様書に従い、内側の壁をはがして断熱材を入れ、

サッシ建具を防音仕様のアルミ肉厚、ガラスが厚いものに取り替えるというものです。

実際に防音効果を期待するとしたら、壁の中、天井小屋裏を厚く重くし、

さらに窓サッシを二重にするか、最低でもペアガラスにしないと防音効果は期待できません。

電車のガード下程度の80フォンから静かな事務所程度の50フォン程度に下げなければなりません。

防音効果はデシベルで表現することが多いのでデシベルとフォンの関係はむずかしいですが、

ごく大雑把に言って、デシベル ≒ フォンと考えれば、通常に生活するためには

30デシベル程度下げなければならなりません。

発生音源の中心周波数の周波数帯によって防音効果が違いますから、

今回の場合、飛行場周辺で静かに過ごしたいということでは

戦闘機と旅客機では中心周波数帯が多少違いますが、仮に1キロヘルツから2キロヘルツとして

透過損失を30デシベル以上に考えれば良いということになります。

すると、セルロースファイバーでは100ミリ厚の吹き込みにすれば

全くの無音にはなりませんが、防音性能を得られると思います。

ピアノの防音室には音響効果、音響設計も必要ですので全く違う考え方になります。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ページトップに戻る↑                           ページ一番下へ↓

About 1q3

木造住宅のためのメンテナンスと修理のためのヒントを書いています。少しでも参考になれば幸いです。

最終更新日 2013年10月4日金曜日 15:17:22

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です


You can add images to your comment by clicking here.