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【漏水修理】二階バルコニーからの水漏れとは

横浜市の青葉区「N」様邸の玄関ドア補修の点検にうかがったところ

雨漏れの件を相談されたので 早速見させていただきました。

「N」様邸の二階のルーフバルコニーは掃き出し窓がまたぎ式になっており、

窓が二面バルコニーに面しています。

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サイズは1.5間×1.5間ですのでおおよそ2.5坪ほどの広さがあります。

[note] (注)またぎ:バルコニーに出るのに窓から跨いででるので通称こう言われます。

バルコニーに出るのにフラットな方式もありますが、

バルコニーを支える梁を二階床梁から下げる必要があります。

そうしますと二階の床梁と梁勝ちの一体になった構造になりませんので

私は、水平耐力に有利なまたぎ式を採用しています。

[/note]

バルコニー床の仕様は、防水層の上に押さえモルタルで仕上げており

バルコニー手摺壁の立ち上がりもモルタル仕上げでした。

築23年程度ですので以前は床下地合板の上にアスファルトルーフィングで

その上にモルタル仕上げをされたのでしょう。

三点ほどこれはどうかな?という納まりがありました。

○窓下の防水の立ち上がりがほとんど無い。(40ミリほど)

第三者機関の検査がありますと、

最低120ミリ、希望は150ミリの窓下防水立ち上がりを要求されます。

○オーバーフロー用の排水口が無い。

○二階屋根の雨排水がバルコニー内に落ちている。

以上の理由から、豪雨のときに二階屋根の雨水とバルコニーに降った雨水が

前述のバルコニーにたまり、1ヶ所のみの排水ドレンから排水しきれず

バルコニー内にたまり、立ち上がりの低い防水層を越えて室内に侵入したものと考えられます。

聞く所によりますと、雨漏れの程度が一階の居間の天井にたまって

天井ボード、クロスで支えきれず、一気に落下したそうです。

悪い条件が重なったわけです。

——————応急措置対策として

二階バルコニー内に入る雨水を減らすため

○二階屋根から降りている縦樋を切り回して直接一階の地面へ落とす。

○オーバーフロー用の排水口を設ける。

○窓下に水返しの板金を付ける。

——————根本的な対策として

○掃き出し窓を100ミリほど高さが小さい窓に取り替える

○押さえモルタルごと床面を取り壊して防水の立ち上がりから

FRP、リボール、シート防水等の防水でやり直す。

(壁二面を取り壊す必要がありますので大規模な工事になります。)

という方法があります。

——————工事がしにくい部分とは

通常の木造住宅は雨戸戸袋が露出していますが、

「N」様邸は仕様で外壁と一体になって モルタルで塗り込んでいますので

窓サッシを取り外すときには雨戸周囲を多く取り壊さなければなりません。

その分費用がかかりますし、工事もしにくいわけです。

デザイン優先での仕上げの場合は点検修理に困る場合があります。

長期的なメンテナンスをお考えになって設計される事を望みたいものです。

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木造住宅のためのメンテナンスと修理のためのヒントを書いています。少しでも参考になれば幸いです。

最終更新日 2013年10月3日木曜日 11:52:32

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