06/10 SketchUpで規矩(さしがね)の効能を見る2

06/10 規矩(さしがね)再掲

大工が使う単純にして奥が深い工具。主に屋根部分に使用します。

建築では勾配(こうばい:かたむき)をタンジェント(学校で習ったものを思い出して)で

あらわします。

何度、何度と角度では表しません。角度より寸法で表したほうが作業がはかどるためと思われます。

5/10の勾配の時、母屋(屋根のしたの構造材)と母屋の水平中心間距離を

1000(ミリ:建築では通常ミリ単位で呼ぶ)とした場合計算では出ますが、

大工は通常差し金で Aの取り方をして寸法を出します。(図1)

さらに応用してとして隅木(すみぎ:やねのかどの部分)の勾配を出すときに(図2)

規矩の裏目(ルート目盛り)をつかって勾配を出します。

こうすると一度も角度定規を使わず迅速な作業が可能となり(図3)

むかしの人の知恵には驚かされる。ということで、規矩(さしがね、きく)は

勾配の寸法を計算しないでもわかるように出来ている、大工にとっては大変便利な工具です。


sashigane3.png sashigane2.png
図1──────────図2
sashigane1.png
Aの部分を規矩で寸法を出すことが出来ます
図3

規矩の裏目をつかうと

隅木の部分の寸法を出すことが出来ます。

従って平面で母屋間が1000でAの部分が1118

Bの部分が1204と大工は計算しないで寸法を出すことが可能です。

これを利用して事前に野地を切っておき

当該部分に当てはめることが出来ます。

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2010年6月10日 | コメント/トラックバック(0) |

カテゴリー:SketchUp

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